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Text File  |  1998-01-06  |  13KB  |  131 lines

  1. ð
  2.  
  3. Mac OS 拡張フォーマットについて
  4.  
  5.  
  6. インストール可能な Mac OS 8.1 の CD をお持ちでない場合には、Mac OS 拡張フォーマットのボリュームを起動ディスクとして使用しないでください。
  7.  
  8. Mac OS 8.1 ボリュームフォーマット
  9. Mac OS 8.1 は、“Mac OS 拡張フォーマット”と呼ばれる新しいボリュームフォーマットをサポートします。Mac OS 8.0 およびそれ以前でサポートされたハードディスクのフォーマットを“Mac OS 標準フォーマット”と呼びます。“Mac OS 拡張フォーマット”では、1つのファイルの占めるディスク領域の最小サイズを減少させることで大容量のハードディスクにより多くのファイルを収納できるようになりました。例えば、Mac OS 標準フォーマットでは、4GB のハードディスク上で4Kの情報しか含んでいないファイルでも64Kの空き容量が必要です。Mac OS 拡張フォーマットでは、同じ4 GB のハードディスク上で、実サイズの4Kしか必要としません。
  10.  
  11. 初期化する前に、常にハードディスクをバックアップしてください
  12. ハードディスクを初期化するたびに、ファイルのバックアップが必要です。初期化でハードディスク上のすべてのデータが消去されます。 
  13.  
  14. Mac OS 拡張フォーマットは Mac OS 8.1 以降でサポートされます
  15. コンピュータに接続された Mac OS 拡張フォーマットボリューム上のファイルにアクセスするには、Mac OS 8.1 をインストールする必要があります。Mac OS 拡張フォーマットボリュームが Mac OS 8 以前のシステムで動いているコンピュータに接続されている場合には、このドライブ上のファイルは見えません。ファイルは存在してるがアクセスすることはできないという旨を説明したファイルが2つドライブ上に現われます。Mac OS 8.1 以降のシステムで動いているコンピュータにこのドライブを接続すると、これらのファイルにアクセスできるようになります。しかし、Mac OS 8.1 以降で動いているコンピュータの Mac OS 拡張フォーマットボリュームがネットワークで共有されている場合に、Mac OS 8 以前で動いているコンピュータからこのボリュームを見ることができます。
  16.  
  17. Mac OS 拡張フォーマットではなく Mac OS 標準フォーマットを選ぶ場合
  18. 32 MB より小さいボリュームは Mac OS 拡張フォーマットで初期化することはできません。ドライブ設定を使って試みても初期化に失敗します。また、フロッピーディスクを初期化するのに Mac OS 拡張フォーマットは使えません。
  19.  
  20. Mac OS 拡張フォーマットを使うことによってファイルサイズを小さくする効果は、1 GB以上のボリュームで顕著になります。
  21.  
  22. Mac OS 拡張フォーマットで初期化する方法
  23. Mac OS 標準フォーマットから Mac OS 拡張フォーマットに変更するには、データをバックアップした後にハードディスクを初期化しなおします。初期化の前には必ずハードディスクをバックアップしてください。初期化の過程でハードディスク上のデータは消去されます。データのバックアップを完了したら、下記の方法のどちらかを使って、ハードディスクを初期化してください:
  24.  
  25. 方法 1: Finder で初期化したいハードディスクを選択します。特別メニューから“ディスクの初期化...”を選んでください。表示されるダイアログの中のポップアップメニューで“Mac OS 拡張”を選ぶことができます。
  26.  
  27. 方法 2: “ドライブ設定”アプリケーションのバージョン 1.4  以降を起動します。表示されるダイアログで、他のオプションに加えて“Mac OS 拡張フォーマット”を指定できます。
  28.  
  29. <注意>フォーマット形式を選択する前にパーティションポップアップメニューでボリューム数を選択してください。ドライブ設定を使って1つのドライブにパーティションを作成して複数のボリュームを作り、それぞれに違ったフォーマットにすることができます。
  30.  
  31. 初期化後に、バックアップしておいたデータをハードディスクに戻します。データを戻した後、エイリアスをダブルクリックするとオリジナルが見つからないというエラーが生じることがあります。オリジナルを見つけてエイリアスを作りなおしてください。
  32.  
  33. 68040 プロセッサ特有の問題
  34. 68040 プロセッサ搭載のコンピュータでは Mac OS 拡張フォーマットでフォーマットされたハードディスクを起動ディスクとして使えません。ただし、68040 プロセッサ搭載のコンピュータに接続して外部ドライブとして 使用することはできます。また、“メモリ”コントロールパネルの仮想メモリの設定で、Mac OS 拡張フォーマットのハードディスクを選択することはできません。
  35.  
  36. クライアントが MacOS 8.0 以前のシステムを使っている時に、サーバのハードディスクを Mac OS 拡張フォーマットにしてもアクセスできますか?
  37. できます。サーバのシステムは、Mac OS 8.1 でなくてはなりませんが、クライアントはそれより前のバージョンのシステムでも問題ありません。クライアントは、Mac OS 拡張フォーマットのサーバのハードディスク上にあるすべてのファイルにアクセスできます。
  38.  
  39. Text Encoding Converter 機能拡張と“テキストエンコーディング”フォルダ
  40. 注意:  Mac OS 8.1 が正しくインストールされると、システムフォルダ内に Text Encoding Converter 機能拡張と“テキストエンコーディング”フォルダが入ります。 Mac OS 拡張フォーマットを正常に機能させるためには、決してこれらのファイルを移動したり削除しないでください。 
  41.  
  42. Mac OS 拡張フォーマットのディスクにファイルをコピーできない問題
  43. 日本語版以外の Mac OS で起動している場合、またはすべての機能拡張の使用を停止してシステムを起動している場合、Mac OS 拡張フォーマットのディスクにファイルを正しくコピーできないことがあります。
  44.  
  45. これは、ファイル名の管理方法が Mac OS 標準フォーマットと Mac OS 拡張フォーマットでは異なるためです。Mac OS 拡張フォーマットではユニコード(コンピュータで日本語とほかの言語の文字が同じ仕組みで扱えるようになる新しい文字コードセット)が使用されています。ファイルまたはフォルダをコピーするとファイルやフォルダの名前はユニコードに変換されてディスクに保存されます。Finder はコピー元のファイルがどの言語であるかを認識しないため、コピーしたファイルやフォルダの名前は、起動しているシステムの言語に依存した言語に変換されてしまいます。
  46.  
  47. なお、コピーしたファイルの内容に関しては問題ありません。日本語版以外の Mac OS で起動している場合、またはすべての機能拡張の使用を停止して起動している場合、フォルダやファイルの名前を英数字文字だけの名前に変えてからコピーをしてください。
  48.  
  49. Apple Share IP ソフトウェア J-5.0.2 との互換性の問題
  50. Apple Share IP ソフトウェア J-5.0.2 は、 Mac OS 拡張フォーマットと互換性がありませんので、Mac OS 拡張フォーマットのボリュームにインストールしないでください。
  51.  
  52. Mac OS 拡張フォーマットとランゲージキットについて
  53. 存在しているフォルダのコピーを作って、システムソフトウェアをインストールすることはおすすめできません。起動時に使用する重要なファイルが見つからなくなり、システムソフトウェアを再インストールしなくてはならなくなります。
  54.  
  55. ※※ Mac OS 拡張フォーマットでよくある質問 ※※
  56.  
  57. ・ Mac OS 拡張フォーマットとは何ですか?
  58. Mac OS 拡張フォーマットは、ハードディスクドライブの新しいフォーマットで、ドライブの割り当てブロック数を多くできます。この新しいフォーマットでは 65,000 以上のファイルをハードディスク上に収納できます。Mac OS  拡張フォーマットは、1つのファイルが使用するサイズを小さくすることで、大容量のハードディスクの収納能力を高めます。
  59.  
  60. ・ Mac OS 拡張フォーマットとMac OS 標準フォーマットとの違いは何ですか?
  61. Mac OS 拡張フォーマットとMac OS 標準フォーマットの最もわかりやすい違いは、ファイルの最小サイズとハードディスクに収納できるファイル数です。
  62.  
  63. ・ Mac OS 拡張フォーマットのドライブかどうか見分ける方法は?
  64.  Finder でハードディスクを選び、ファイルメニューで“情報を見る”を選択します。フォーマットの項目にMac OS 拡張もしくは Mac OS 標準と表示されます。
  65.  
  66. ・ 自分のハードディスクを Mac OS 拡張フォーマットで再フォーマットした方が良いですか?
  67. Mac OS 拡張フォーマットは、1 GB 以上のハードディスクドライブでその性能を発揮します。680x0 プロセッサ搭載のコンピュータの起動ディスクとして使用するハードディスクを、Mac OS 拡張フォーマットでフォーマットしないでください。
  68.  
  69. ・ Mac OS 拡張フォーマットに関するさらに詳しい情報を知りたいのですが?□
  70. Mac OS ヘルプや Mac OS インフォセンターに Mac OS 拡張フォーマットに関する情報が入っています。Mac OS ヘルプを見るには、Finder が動作している状態でヘルプメニューから“ヘルプ”を選択してください。Mac OS インフォセンターは、デスクトップ上にある Mac OS インフォセンターのアイコンをダブルクリックしてください。
  71.  
  72. ・ Mac OS 拡張フォーマットのドライブ上でサードパーティ製のディスクユーティリティを使えますか?
  73. サードパーティのユーティリティの中には(B's Crew , コンフリクトキャッチャー ,Norton Utilities for Macintosh 等) 、Mac OS 拡張フォーマットで初期化されているハードディスクドライブと互換性がないものがあるかもしれません。互換性に関する情報は、ユーティリティに付属の書類を参照するか、製造販売元に御確認ください。また、Mac OS 8.1 上で B's Crew、コンフリクトキャッチャー 、Norton Utilities for Macintosh を使用する場合には、次の章の注意事項を必ず御覧ください。
  74.  
  75. ※※ B's Crew,コンフリクトキャッチャー,Norton Utilities for Macintosh を Mac OS 8.1 上で使用する際の注意事項 ※※
  76.  
  77.  
  78. B'sCrew を使用する際の注意事項
  79. ・ B'sCrew 1.x をご使用の方へ
  80. B'sCrew 1.xは、Mac OS 8.1 にて新しく提供されたファイルシステム、Mac OS 拡張フォーマットによるパーティションをサポートしません。
  81. 通常の操作ではB'sCrew 1.x にて Mac OS 拡張フォーマットによるパーティションを作成することはできませんが、OS の初期化ダイアログ(※1)では、強制的に Mac OS 拡張フォーマットのパーティションを作成できてしまいます。初期化ダイアログの“フォーマット:”ポップアップメニューで、必ず“Mac OS 標準”を選択するようにしてください。
  82.  
  83. ・ B'sCrew 2.0.x をご使用の方へ
  84. B'sCrew 2.0.x は、Mac OS 8.1 にて新しく提供されたファイルシステム、Mac OS 拡張フォーマットによるパーティションとの互換性を保証しておりません。Mac OS 拡張フォーマットのパーティションを含むドライブに対して、B'sCrew 2.0.x を用いてドライバの更新を行なわないようにしてください。
  85. 通常の操作では B'sCrew 2.0.x にてMac OS 拡張フォーマットによるパーティションを作成することはできませんが、OS の初期化ダイアログ(※1)では、強制的に Mac OS 拡張フォーマットによるパーティションを作成できてしまいます。初期化ダイアログの“フォーマット:”ポップアップメニューで、必ず“Mac OS 標準”を選択するようにしてください。
  86. ビー・エイチ・エー社では、B'sCrew 2.0.x をご使用の方に対して、Mac OS 拡張フォーマットによるパーティションをサポートした B'sCrew 2.1 への無償アップデートを予定しています。アップデータは、インターネット及び、NiftyServe の FMACDEMO フォーラムにて配布の予定です。
  87. 詳しくは、ビー・エイチ・エー社のホームページ(http://www.bha.co.jp)をご参照ください。
  88.  
  89. ※1 OS の初期化ダイアログは、以下のいずれかの場合に表示します。
  90. ・Finder のデスクトップ画面にてドライブを選択し、特別メニューから“ディスクの初期化”を選ぶ
  91. ・未初期化のメディアを装着する
  92.  
  93. コンフリクトキャッチャーを使用する際の注意事項
  94. Mac OS 8.1 にて新しく提供されたファイルシステム、Mac OS 拡張フォーマットでコンフリクトキャッチャー バージョン 2 から 4.0.3 を使用すると Mac OS 8.1 が起動しないことがあります。Mac OS 拡張フォーマット上でコンフリクトキャッチャーをご使用の際は、かならず下記の注意に従ってください。
  95.  
  96. 1. Mac OS 8.1 をインストールする前にシステムフォルダの機能拡張フォルダから Conflict Extension、コントロールパネルフォルダから Conflict Catcherェ の2つのファイルを外してください。
  97.  
  98. 2. Mac OS 8.1 をインストールします。
  99.  
  100. 3. 株式会社ヒューリンクスの Webサイト:http://www.hulinks.co.jp を参照の上、コンフリクトキャッチャー 4.1 アップデータを入手してください。
  101.  
  102. 4. Mac OS 8.1 に入手した 4.1 をインストールしてください。
  103.  
  104. ※コンフリクトキャッチャーの Mac OS 8.1 対応版は、現在開発中であり、Apple 社より、正式に Mac OS 8.1 がリリースされ、動作確認を行った後に配付する予定です。
  105. ご不明な点は、株式会社ヒューリンクスの Webサイト:http://www.hulinks.co.jp を参照ください。
  106. 配付に関しましては、E-Mail、ホームページ、雑誌等で告知する予定です。
  107.  
  108.  
  109. 株式会社 ヒューリンクス
  110. 〒171 東京都豊島区南池袋2-30-8 日下ビル
  111. 電話:03-3590-2311
  112. FAX:03-3590-6499
  113. URL:http://www.hulinks.co.jp
  114.  
  115. Norton Utilities for Macintosh(以下NUM) を使用する際の注意事項
  116. Mac OS 8.1 にて新しく提供されたファイルシステム、Mac OS 拡張フォーマットで NUM (ソフトバージョン3.5.1 以前のもの)はその互換性を保証しておりません。Mac OS 拡張フォーマット上で NUM をご使用の際は、必ず下記の順序に従ってください。
  117.  
  118. 1. (株)シマンテックの Webサイト:www.symantec.co.jp または Nifty Serve(SSYM) を参照の上、NUM Mac OS 拡張フォーマット用パッチファイルを入手してください。
  119.      
  120. 2. NUM をインストールしてください。インストール後は絶対に NUM を起動しないでください。
  121.      
  122. 3. 入手したパッチプログラムをインストールしてください。
  123.      
  124. ※提供されたパッチプログラムは Norton Utilities for Macintosh のソフトバージョン 3.5.1 および 3.5 に対応しております。これらに該当しないバージョンをご使用の方でMac OS 拡張フォーマットのファイルシステムをご使用される方は Norton Utilities for Macintosh 3.5 を御求めの上、パッチファイルをインストールしてください。詳しくは、www.symantec.co.jp の御参照をお願いします。
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  128. ゥ 1997, 1998  Apple Computer, Inc.  All rights reserved.
  129. Apple, the Apple logo,  AppleShare, Apple Script, AppleTalk, Chicago, GeoPort, LaserWriter,  LocalTalk, Macintosh, Mac OS, OpenDoc, Power Macintosh,  PowerBook, ProDOS, QuickDraw, QuickTake, QuickTime, and StyleWriter are trademarks of Apple Computer, Inc., registered in the U.S. and other countries. At Ease,  Disk First Aid, Extensions Manager, and Finder are trademarks of Apple Computer, Inc. Adobe and Adobe Acrobat are trademarks of Adobe Systems, Incorporated or its subsidiaries and may be registered in certain jurisdictions. Claris and Claris Emailer are registered trademarks of Claris Corporation. PowerPC is a registered trademark of International Business Machines Corporation, used under license therefrom. 
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  131. 1/14/1998